慣れっこ

地震発生後すぐあとの原発ではヨウ素が金町の浄水施設から検出されたとか風向きで放射性物質が飛んで来るとか大騒ぎになりましたが最近はとんと聞かれなくなりました。
事故対応が長期化するのが皆認識出来たので考えないようにしているのか考えても仕方がないので忘れたフリして誤魔化しているのでしょうか?
しかしここで平常心で居られない人はとっくに関西以西か国外に避難している人なんでしょうね。ところが仕事を東で持っていたら逃げるに逃げられません。
東京圏はそれでもまだいいですが福島の人やその近県は大変だと思います。
皆未知の状況で自分の体が今後数年から20年くらいにかけてどうなっていくのかとても心配なのではないでしょうか?
私たちくらいの年齢になれば生殖機能に問題があっても構わないし、20年くらいでガンが出てももう寿命なので構わないのですが、若い、特にこれから子供を作ろうとする女性はどうなんでしょうか?Cikirinの日記では仕事があって福島を離れられない女性は子供を作るのを諦めているといいますし福島県人以外では結婚するのも難しいなどと語られています。
口にする食品の輸出の風評被害は広く日本全体にダメージを与えているようですし(特に魚介類や野菜)外人(特に中国人や韓国人)の観光客もパタっと止まってしまいました。内需も輸出もボディブローのように直撃しています。でもこれも考えても仕方がないから真剣に考えないのでしょうか?
地震がなくても二流国には転落する日本ですが何かそのスピードに拍車がかかった感じがします。
個人個人が消費を控えて支出を減らすのは当たり前なのですがこれが合成の誤謬になってしまいます。
BPの原油流出事故は終息まで3カ月かかったそうですがこのあたりも原発の終息次第で今の段階ではパラメータが定まらないので致し仕方がないのでしょうか。
今回の震災と人災では一部の特需の人を除いては日本人全体がやはり傷の程度こそは違いますが負ったのでしょうね。ちょっと深夜なので暗くなってすみません。でも現実です。
この際、これでも日本で働きたい外国人はどんどん受け入れを整備しそして国外に脱出したい人はどんどん海外へ転居すれば良いのではないでしょうか。少なくとも多様化やいろいろな構造は変化するのではないでしょうか。
そして良い意味で残りを楽しくする工夫をしましょう。お手本はイタリアとブラジルです。サンバカーニバルなんて国民行事にして盛り上がりましょう。んなこと出来る国民性じゃないなあ(苦笑)


「人は咎むとも咎めじ、人は怒るとも怒らじ。怒りと慾とを捨ててこそ、常に心は楽しめ。
熊沢蕃山