ちょっと今日は真面目に。。。修理パーツ削減の方法
ここのところ少しサボっておりました。。。お詫びに今日は少し真面目に。。。
2000年の段階で私のいたD社のサービス部門は無償修理用のサービスパーツを350日分持っていました。
350日分というのは平均して1日に使う(Usage)パーツ使用量の350倍の在庫を持っていたということになります。
パソコンの保守パーツは価格下落も激しいししかし持っていないと話にならないしまあ在庫は悪という会社でしたからね(笑)
でそれをなんとか削減しようと。。。
でもただ単純に減らせば良いというもんでもないのですよ。
そんなのだったら誰でも出来ます。捨てればいいだけですから(笑)
大事なのはパーツの引き当て率を変えずに保有在庫を減らさなくてはならないのです。。。
パーツ引当率(Parts Availability)はその当時97%でした。。。
で結果的にそれを150日分にまで減らすのに成功しました。引当率97%を維持したまま。。。
どうしたのか?。。。
まず保有パーツを使用率に従って4つのセグメントに分けました。。。
1.ほぼ毎日使うパーツ、2.そして2週間に一回くらいしか使わないパーツ、3は1か月から3か月に一回くらいしか使わないパーツ、4.そして過去ほとんど使われていないパーツの4セグメントです。。。
で当然後ろから手当していくのは当たり前の話です。。。
まず4のほとんど使われていないパーツはリストを全世界のサービスパーツのプランニングの部署に「買わない?」って打診しました。そして売った後に買い手がいないパーツは全て廃棄(Write Off)しました。
3も基本的には最低限だけ残して売却か廃棄です。その際にいつでも次を引っ張れるように海外の(マレーシアとヨーロッパとアメリカの3か所)パーツセンターと話を付けて基本的にはそこと上の4と同じオペレーションをしました。次を引っ張れる道を確保しておくことが肝要です。
で2と1に関してはForecastingと補充の精度を上げて徐々に最適化していきました。。。
こうやって書くと簡単なんですが結構大変でした。。。
でもこうして半年くらいたつと保有パーツ150日体制が出来上がりました♪
これで350日から150日に削減でき、引当率97%維持が可能になりました。
まあ私は全体を見ているだけで実際は優秀なスタッフが頑張っただけなんですけどね~(^O^)/
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