映画館状態

日本の雇用は椅子取り合戦の様相を呈してきましたね〜。。。まあ日本だけではないですが。


大手企業の椅子はまずもう空きません。というか労働市場の日本企業の流動性はないに等しいので動きがありません。中にいる人ももう働きがいややりがいを云々する前に外に出てしまったらもう二度と中に入れないのです。

これを映画館と揶揄する人もいます。面白くない映画でも入れ替えせずに飽きても何度でもつまらない映画を見て映画館にいるのです。で外では入場を待つ人がズラリと並んでいるのですが空きが出ないので寒い北風の中じっと待っているしかないのです。

これは高級日本映画館の話です。

で洋モノを扱っている映画館は比較的入れ替えがあります。これは上映時間が短いのと中に厳しい監視員がいて閲覧態度が悪いと上映中でも強制退去させられるので入れ替えが大きいのです。しかもこの映画館はしょっちゅう拡張工事をやっています。映画がヒットすると映画館が拡張され多くの観客が映画館に入れます。ですがヒットしないとすぐに映画館を縮小したり撤退したりするので観客はいつもビクビク怯えています。

サービス物を扱っている映画館があります。規模は小さいのですが各地にたくさんあります。入場料は安いのでキャパはたくさんあるのですが上映時間が長くキツくつまらないので飽きたりやはり回転は速いです。

最近は電気代が高くて維持費も高いのでこの映画館もアジアや国外に出て行って映画館自体の数も減っています。外にはどんどん待ち行列が出来て。。。


昭和の頃は映画館もサーカスで使われていたようなキャンバス地のテントの様な風情でしたが皆が同じ貧しい状況でしたが皆希望を持っていたので苦になりませんでした。また映画館もどんどん出来ていました。

今はどうでしょうか?







でも希望という中身をもう一度再構築してみれば案外素朴な映画でも面白いと感じるのではないのでしょうか?